青チャートとフォーカスゴールドの併用は有効?違い・使い分け・やめた方がいい人を解説

スポンサーリンク
スポンサーリンク




青チャートとフォーカスゴールドは、どちらも大学受験数学でよく使われる網羅系参考書です。そのため、「青チャートとフォーカスゴールドは併用した方がいいのか」「両方やれば数学の成績は伸びるのか」と迷う高校生や保護者の方は少なくありません。特に、学校では青チャートを使っているけれど、塾やネット検索でたどり着いたサイトで、フォーカスゴールドをすすめられた場合、どちらを優先すべきか不安になりますよね。

結論から言うと、青チャートとフォーカスゴールドの併用は、基本的にはおすすめしません。理由は、どちらも基礎から入試標準・応用レベルまで扱う教材であり、役割が大きく重なるからです。2冊を中途半端に進めるより、まずは1冊の例題を自力で解ける状態まで仕上げる方が、成績アップにつながりやすくなります

この記事では、青チャートとフォーカスゴールドの違い、併用してもよい人、やめた方がいい人、効果的な使い分け方をわかりやすく解説します。教材を増やすべきか迷っている人は、自分に合う判断基準を確認してみてください。受験までの時間を無駄にしないためにも、まずは併用のメリットとリスクを整理しておきましょう。時間を無駄にしない判断にも役立ちます。

スポンサーリンク




目次

青チャートとフォーカスゴールドの併用は基本的におすすめしない

青チャートとフォーカスゴールドは、どちらも大学受験数学でよく使われる網羅系参考書です。そのため、「青チャートだけでは足りないのではないか」「フォーカスゴールドも一緒に使えば、もっと成績が伸びるのではないか」と考える人も多いでしょう。特に難関大を目指す人ほど、教材を増やして安心したくなるものです。しかし、結論から言うと、青チャートとフォーカスゴールドの併用は基本的におすすめしません。両者は役割が重なり、2冊を同時に進めると学習効率が下がりやすいからです。

もちろん、青チャートにもフォーカスゴールドにも良さがあります。青チャートは例題で典型問題の解法を身につけやすく、学校教材として使われることも多いです。一方、フォーカスゴールドは基礎から応用まで幅広く扱い、難関大入試を意識した学習にも使いやすいです。ただし、どちらも「高校数学の重要パターンを押さえる」という目的は共通しています。同じ目的の教材を2冊並べても、効果が2倍になるわけではありません

どちらも網羅系参考書で役割が重なりやすい(レジェンドなども同様)

青チャートとフォーカスゴールドの併用を考えるとき、まず理解したいのは、どちらも「網羅系参考書」だという点です。網羅系参考書とは、教科書レベルの基本事項から、入試でよく出る標準問題、応用問題までを一冊で広く学べる教材です。数学ⅠAⅡBⅢCの各科目で、代表的な解法パターンを身につけることが目的です。

そのため、青チャートとフォーカスゴールドは、細かい難易度や解説に違いはあるものの、学習上の役割はかなり近いです。これはレジェンドなど、他の網羅系参考書でも同じです。青チャートを使いながら、さらにフォーカスゴールドの例題も最初から解くと、同じような問題を別の本で繰り返します。復習として意味がある場合もありますが、1冊目の理解が浅い段階では、単なる重複学習になりやすいのです。

2冊やるより1冊を完成させる方が成績につながりやすい

数学の成績を伸ばすうえで大切なのは、参考書を増やすことではなく、1冊の中にある重要問題を自力で解ける状態にすることです。青チャートでもフォーカスゴールドでも、例題を見て「解説を読めば分かる」という段階では、まだ十分に定着していません。入試や模試で得点するには、問題文を読んだとき、どの解法を使うべきかを自分で判断する必要があります。

ところが、2冊を併用すると、どうしても進度ばかりが気になりやすいです。青チャートの例題を少し解き、次にフォーカスゴールドの似た問題を解き、また青チャートに戻るという進め方をすると、復習のタイミングも曖昧になります。その結果、「どちらの教材も途中までやったけれど、解ける問題は増えていない」となりかねません。特に高校1・2年生や、まだ基礎が固まっていない人は、教材を増やすより、まずは学校の1冊を丁寧に仕上げる方が現実的です。

1冊を完成させるとは、すべてのページを一度読むことではありません。例題を解き直したとき、解説を見なくても方針が立てられること、間違えた問題を弱点として記録できること、似た問題が出たときに同じ考え方を使えることです。だからこそ、青チャートとフォーカスゴールドを同時に進めるより、1冊に集中した方が成績アップにつながりやすいのです。

併用すると勉強した気になるだけで終わることがある

青チャートとフォーカスゴールドを併用する最大のリスクは、「勉強量は多いのに、実力がつかない」という状態です。分厚い参考書を2冊並べると、それだけで本格的に受験勉強をしている気分になります。今日は青チャートを3問、明日はフォーカスゴールドを3問と進めれば、勉強時間も確保しているように見えます。しかし、数学では「どれだけ多くの問題に触れたか」よりも、「解けなかった問題を解けるようにしたか」の方が重要です。

併用する人の中には、分からない問題に出会うたびに、もう一方の参考書へ移ってしまう人もいます。青チャートの解説が分かりにくいと感じたらフォーカスゴールドを見る、フォーカスゴールドが難しいと感じたら青チャートに戻るという使い方です。一見するとよい使い分けに見えますが、原因分析や解き直しをしないまま教材を移動するだけなら、苦手は残ったままです。

青チャートとフォーカスゴールドの併用が有効になるのは、1冊目の例題がほぼ完成し、苦手単元の確認や発展問題の補強など、目的がはっきりしている場合です。逆に、まだ1冊目が終わっていない人や、基本問題で手が止まる人は、併用よりも1冊完成を優先すべきです。教材を増やす前に、「今使っている参考書の例題を本当に自力で解けるか」を確認してみましょう。そこが不十分なら、新しい教材を足すより、今の1冊を仕上げることが最短ルートです。

青チャートとフォーカスゴールドの違い

青チャートとフォーカスゴールドは、どちらも大学受験数学に対応した網羅系参考書ですが、使ったときの印象は少し異なります。青チャートとフォーカスゴールドの違いを知ることは、「どちらをメインにするか」「併用する必要があるか」を判断するうえで大切です。ただし、どちらか一方が絶対に優れているというより、難易度、問題数、解説の読みやすさ、学校での使われ方によって向き不向きが分かれると考えましょう。

難易度の違い

青チャートは、教科書レベルの基本から入試標準、応用問題まで段階的に学べる参考書です。例題を通して典型的な解法を身につけやすく、学校の授業や定期テスト、共通テスト、国公立・私立大学入試まで幅広く使えます。一方、フォーカスゴールドも基礎から応用まで扱いますが、発展的な問題まで一冊で進めたい人に向いている印象があります。そのため、数学が苦手な人にとっては、フォーカスゴールドの方がやや重く感じる場面もあります。

問題数・到達点の違い

問題数や到達点にも違いがあります。青チャートは例題を中心に、必要な解法パターンを広く押さえる構成です。フォーカスゴールドは、例題や練習用の問題に加えて、より高いレベルまで確認しやすい構成になっているため、難関大を目指す人には魅力があります。ただし、問題数が多いことは、そのままメリットになるとは限りません。数学ⅠAⅡBⅢCをすべて進めるにはかなり時間がかかるためです。効率良く得点できるようにしていくために、青チャートでもフォーカスゴールドでも、まずは重要な例題を自力で解ける状態にすることが優先です。

解説・レイアウト・使いやすさの違い

解説やレイアウトの好みも、教材選びでは重要です。青チャートは解法の流れが整理されており、学校で先生に補足してもらいながら使う場合に相性がよいです。フォーカスゴールドは、考え方や別解、発展的な内容まで確認しやすく、じっくり読み込むタイプの人に向いています。ただし、どちらが分かりやすいかは個人差があります。見た目のレイアウト、解説の詳しさ、例題の並び方が自分に合うかを確認することが大切です。

学校指定教材としての使われ方の違い

学校指定教材として使われる場合も、青チャートとフォーカスゴールドでは印象が変わります。学校で青チャートが指定されているなら、授業、課題、定期テストと連動しやすいため、まず青チャートを優先するのが自然です。反対に、学校でフォーカスゴールドを使っているなら、無理に青チャートを追加する必要はありません。併用を考える前に、今の教材をどこまで完成させられているかを確認しましょう。違いを理解したうえで、メイン教材を一冊に決めることが、最も失敗しにくい使い方です。

青チャートとフォーカスゴールドを併用してもよい人

青チャートとフォーカスゴールドの併用は基本的にはおすすめしませんが、すべての人にとって無駄というわけではありません。使う目的がはっきりしていて、メイン教材とサブ教材の役割を分けられる人であれば、併用が有効になる場合もあります。大切なのは、「不安だから両方やる」のではなく、「この単元は別の解説で確認したい」「発展問題だけ補強したい」というように、使う場面を限定することです。

1冊目の例題がほぼ完成している人

まず、青チャートとフォーカスゴールドを併用してもよいのは、すでに1冊目の例題がほぼ完成している人です。ここでいう完成とは、一度解いたことがあるという意味ではありません。解説を見なくても解法の方針を立てられ、間違えた問題も解き直しによって自力で解ける状態になっていることです。この段階まで来ていれば、もう一冊を使って似たテーマの問題を確認することで、解法の幅を広げられる可能性があります。

難関国公立(東大・医学部医学科など)または早慶理工などを目指す人

東大、京大、医学部医学科のような難関国公立または早慶理工などを目指す人も、目的を絞れば併用する価値があります。これらの大学では、典型問題の解法を覚えるだけでなく、複数の考え方を組み合わせる力が求められます。青チャートをメインにしている人が、フォーカスゴールドで発展的な例題を確認する。反対に、フォーカスゴールドをメインにしている人が、青チャートで標準問題の抜けを確認する。このように、弱点補強や到達点の確認として使うなら効果的です。

苦手単元だけ別教材で確認したい人

苦手単元だけを別教材で確認したい人にも、青チャートとフォーカスゴールドの併用は向いています。たとえば、数列、ベクトル、確率、微分積分などで、今使っている参考書の解説だけでは理解しにくい場合があります。そのときに、もう一方の教材で同じ単元の例題や解説を読むと、別の説明によって理解が進むことがあります。ただし、苦手単元だけに限定するのがポイントです。全単元を両方で解こうとすると、時間が足りなくなりやすいので注意しましょう。

学校指定と塾指定が違い、やむを得ず両方使う人

学校では青チャート、塾ではフォーカスゴールドというように、学校指定と塾指定が違うため、やむを得ず両方使う人もいます。この場合は、どちらかをメイン教材に決めることが重要です。学校の課題や定期テストに直結するなら学校指定教材を優先し、塾で扱う問題は授業内容の復習や発展確認として使いましょう。両方を同じ重さで進めようとすると負担が大きくなります。併用するなら、メインは一冊、もう一冊は補助というルールを作ることが失敗を防ぐコツです。

青チャートとフォーカスゴールドを併用しない方がよい人

青チャートとフォーカスゴールドの併用は、目的がはっきりしている人には有効な場合があります。しかし、多くの高校生にとっては、併用しない方がよいケースの方が多いです。特に、まだ基礎が固まっていない段階で教材を増やすと、勉強量は増えても、解ける問題が増えにくくなります。ここでは、青チャートとフォーカスゴールドを両方使う前に、一度立ち止まった方がよい人の特徴を整理します。

まだ1冊目が終わっていない人

まだ青チャートかフォーカスゴールドのどちらか1冊目が終わっていない人は、基本的に併用しない方がよいです。網羅系参考書は、1冊を進めるだけでもかなりの時間がかかります。例題を一通り読んだだけ、解説を見ながら解いただけの状態で別の教材に手を出すと、知識が浅いまま分散してしまいます。まずは今使っている1冊の例題を、解説なしで解ける状態まで仕上げることを優先しましょう。

基礎問題で手が止まる人

計算、公式の使い方、基本例題で手が止まる人も、青チャートとフォーカスゴールドの併用には向いていません。この段階で必要なのは、似たレベルの問題を別教材で増やすことではなく、基礎の穴を一つずつ埋めることです。たとえば、二次関数、三角関数、数列、ベクトルなどで基本方針が立たないなら、まずは教科書、学校の問題集、今使っている参考書の基本例題に戻るべきです。難しい教材を足しても、原因が基礎不足なら解決しません。

定期テスト対策が目的の人

定期テスト対策が目的の人も、無理に併用する必要はありません。定期テストでは、学校の授業内容、配布プリント、指定問題集から出題されることが多いため、学校で使っている教材を優先する方が効率的です。学校指定が青チャートなら青チャート、フォーカスゴールドならフォーカスゴールドを中心に進めましょう。もう一冊を追加するより、テスト範囲の例題や類題を繰り返し解き、解き直しを徹底する方が得点につながります。

教材を増やすことで安心しようとしている人

最後に、教材を増やすことで安心しようとしている人も注意が必要です。青チャートだけでは不安、フォーカスゴールドだけでは足りない気がするという気持ちは自然です。しかし、参考書を増やしても、解けない問題を放置していれば成績は伸びません。大切なのは、持っている教材の数ではなく、どれだけ自力で解ける問題を増やせたかです。不安を減らしたいなら、新しい教材を買う前に、今の1冊で間違えた問題を解き直しましょう。併用を考えるのは、その後でも遅くありません。

併用するならどう使い分けるべきか

青チャートとフォーカスゴールドを併用する場合、最も大切なのは「両方を同じ重さで進めないこと」です。どちらも網羅系参考書なので、最初から最後まで2つとも解こうとすると、ほとんどの場合、時間が足りなくなります。併用するなら、メイン教材とサブ教材の役割をはっきり分ける必要があります。青チャートを使う日、フォーカスゴールドを使う日を何となく決めるのではなく、「この教材では何を身につけるのか」を先に決めておきましょう。

メイン教材を1つに決める

青チャートとフォーカスゴールドを併用するなら、まずメイン教材を1つに決めることが大切です。学校で青チャートが指定されているなら青チャート、学校や塾でフォーカスゴールドを中心に進めているならフォーカスゴールドをメインにするとよいでしょう。メイン教材とは、普段の予習、復習、解き直し、弱点管理の中心にする教材のことです。例題を解く順番、復習する問題、テスト前に戻る場所を1つに固定すると、学習の流れが安定します。

反対に、青チャートとフォーカスゴールドをどちらもメインにしようとすると、学習が分散します。青チャートの例題も進めたい、フォーカスゴールドの問題も進めたいとなると、どちらも中途半端になりやすいです。数学の成績を伸ばすには、問題集をたくさん持つことより、「この教材なら完璧だ」と言える状態を作ることが重要です。まずはメイン教材を決め、もう1つは補助として使う意識を持ちましょう。

もう1つは苦手単元の確認用にする

サブ教材として使うもう1つは、苦手単元の確認用に限定するのがおすすめです。たとえば、青チャートをメインにしている人が、数列やベクトルの解説でつまずいたときに、フォーカスゴールドの同じ単元を読んで考え方を確認する使い方です。反対に、フォーカスゴールドをメインにしている人が、標準的な例題の整理として青チャートを見るのもよいでしょう。同じ内容でも、説明の順番や着眼点が違うため、別の教材で読むことで理解が進むことがあります。

ただし、苦手単元の確認用にすると決めたなら、使う範囲を広げすぎないことが大切です。「確率だけ」「微分積分だけ」「図形と方程式だけ」のように、目的を絞って使いましょう。苦手単元の確認が目的なのに、気づいたら別単元まで解き始めてしまうと、メイン教材の復習時間が削られます。併用の効果を出すには、サブ教材を広げるのではなく、必要な部分だけを取り出して使うことがポイントです。

同じ問題レベルを重複して解かない

青チャートとフォーカスゴールドを併用するときに避けたいのが、同じ問題レベルを何度も重複して解くことです。基本例題を青チャートで解き、同じような基本例題をフォーカスゴールドでも解くという進め方は、復習として意味がある場合もあります。しかし、入試までの時間が限られている場合、同じレベルを何度も横に広げるより、1つの中で解き直しをして完成度を高める方が効率的です。

併用するなら、役割をずらすことを意識しましょう。たとえば、青チャートをメインにして基本例題と重要例題を固め、フォーカスゴールドは苦手単元の発展問題や別解確認に使う。あるいは、フォーカスゴールドをメインにして、青チャートは標準問題の抜けを確認するために使う。このように、同じレベルを二重に進めるのではなく、基礎確認、弱点補強、発展演習などの役割を分けると、併用の意味が出てきます。

入試前は新しい教材を増やさない

入試前に青チャートとフォーカスゴールドの併用を始めるのは、基本的におすすめしません。入試が近づくと、「今の教材だけで足りるのか」「もっと難しい問題集をやった方がよいのではないか」と不安になりやすいです。しかし、入試直前期に新しい網羅系参考書を追加すると、未完成の問題が増え、かえって焦りが強くなることがあります。

入試前に優先すべきなのは、新しい教材を増やすことではなく、これまで使ってきた教材の解き直しと過去問演習です。青チャートやフォーカスゴールドの中で間違えた問題、解法がすぐに出てこない問題、模試で失点した単元を中心に戻りましょう。併用する場合でも、新しい範囲を広げるのではなく、弱点確認や解説比較にとどめるのが安全です。青チャートとフォーカスゴールドはどちらも力のある教材ですが、使い方を間違えると時間を奪う教材にもなります。併用するなら、メインを1つに決め、もう1つは必要な場面だけ使う。このルールを守ることが、失敗しない使い分けの基本です。

青チャートとフォーカスゴールドはどちらをメインにすべき?

青チャートとフォーカスゴールドのどちらをメインにすべきかは、「有名だから」「難しそうだから」ではなく、自分の学習環境と理解のしやすさで決めることが大切です。どちらも大学受験数学に対応できる網羅系参考書なので、正しく使えば十分に力はつきます。反対に、相性の悪い教材を無理に使い続けたり、途中で何度も乗り換えたりすると、学習の軸がぶれてしまいます。青チャートとフォーカスゴールドの併用を考える前に、まずはどちらを主教材にするかを決めましょう。

学校で指定されている方を優先する

基本的には、学校で指定されている教材を優先するのがおすすめです。学校で青チャートが配られているなら青チャート、フォーカスゴールドが指定されているならフォーカスゴールドをメインにしましょう。理由は、授業、宿題、小テスト、定期テストと連動しやすいからです。学校の先生が授業中に補足してくれる教材であれば、分からない部分を質問しやすく、復習もしやすくなります。特に高校1・2年生は、学校の進度に合わせて1つを固める方が、無理なく基礎を積み上げられます。学校指定の教材をおろそかにすると、課題や定期テスト対策が中途半端になり、かえって学習効率が落ちることもあります。

解説が読みやすい方を選ぶ

学校指定が特にない場合や、独学で進める場合は、解説が読みやすい方を選びましょう。青チャートとフォーカスゴールドは、どちらも解法パターンを学ぶ教材ですが、説明の順番、レイアウト、途中式の見せ方には違いがあります。大切なのは、評判ではなく、自分が読んで理解できるかどうかです。数ページだけ見て、解答の流れが追いやすいか、なぜその解法を使うのかが納得できるかを確認してください。数学が苦手な人ほど、難しい教材を選ぶより、解説を読んで手が止まりにくい教材を選ぶ方が成績につながります。毎日開く教材だからこそ、見やすさや使いやすさも軽視しない方がよいです。

難関大志望でも1つを完璧にする方が先

東大、京大、医学部医学科、早慶理工などの難関大を目指す場合でも、最初から青チャートとフォーカスゴールドを両方進める必要はありません。難関大志望だからこそ、まずは片方の例題を完璧にすることが重要です。入試で求められるのは、たくさんの参考書を持っていることではなく、典型問題を見抜き、正しい方針で解き切る力です。青チャートでもフォーカスゴールドでも、例題を自力で説明できるレベルまで仕上げれば、標準問題への対応力はかなり高まります。そのうえで足りない部分が見えたときに、もう一方を補助的に使えば十分です。未完成の2種より、完成度の高い1種の方が、模試や入試本番では頼りになります。

文系・理系・志望校レベル別の選び方

文系の場合は、数学ⅠA・ⅡBCを中心に、入試で必要な範囲を確実に得点できることが重要です。学校指定があるなら、その教材を軸にして、例題と頻出問題を優先しましょう。理系の場合は、数学ⅢCまで含めて学習量が多くなるため、教材を増やしすぎると復習が追いつかなくなります。標準〜中堅国公立、MARCH、関関同立レベルを目指すなら、まずは片方の標準例題を完成させることが先です。難関国公立や医学部医学科、早慶理工を目指す場合も、メイン教材を1つに固定し、過去問や発展問題へ進む流れを作る方が効率的です。結局のところ、青チャートとフォーカスゴールドのどちらを選ぶかより、選んだ1つをどこまで仕上げるかの方が合否に直結します。

青チャートとフォーカスゴールドの併用でよくある失敗

青チャートとフォーカスゴールドを併用するときは、学習効果が下がってしまう使い方にならないように注意が必要です。どちらも大学受験数学に対応できる力のある参考書ですが、2種を使うということだけで成績が伸びるわけではありません。むしろ、目的を決めずに併用すると、復習が甘くなったり、解けない問題を放置したりして、勉強した時間のわりに得点につながらないことがあります。ここでは、青チャートとフォーカスゴールドの併用でよくある失敗を整理します。

両方の例題を最初から順に全て解こうとする

最も多い失敗は、青チャートとフォーカスゴールドの例題を両方とも最初から順に全て解こうとすることです。青チャートの例題を1問解いたあと、同じ単元のフォーカスゴールドの例題も解く。このような進め方をすれば丁寧に勉強しているように見えますが、その分、かなり時間がかかります。数学ⅠA・ⅡB・ⅢCまで考えると、2種の例題をすべて並行して進めるのは現実的ではありません。

もちろん、同じ単元を別教材で確認すること自体が悪いわけではありません。しかし、1つ目の解法がまだ定着していない段階で別の例題に移ると、理解が深まる前に学習範囲だけが広がります。併用するなら、両方を最初から順に全て解くのではなく、メイン教材で理解しにくい単元や、入試で特に強化したい分野だけに絞ることが大切です。

分からない問題を放置して次の教材に逃げる

次に多いのが、分からない問題に出会ったとき、原因を考えずにもう一方の教材へ移ってしまうことです。青チャートの解説が分かりにくいからフォーカスゴールドを見る、フォーカスゴールドが難しいから青チャートに戻るという行動は、一見すると良い使い分けに見えます。しかし、なぜ解けなかったのかを分析しないまま教材を変えても、弱点は残ったままです。

数学で大切なのは、解けなかった問題を「次は解ける問題」に変えることです。計算ミスなのか、公式を忘れていたのか、問題文から方針を立てられなかったのかで、復習の仕方は変わります。教材を移動する前に、まずは解けなかった原因をメモし、すぐにもう一度解き直しましょう。併用は、逃げ道ではなく、理解を補うために使うべきです。

ノート作りに時間をかけすぎる

青チャートとフォーカスゴールドを併用すると、ノート作りに時間をかけすぎる失敗も起こりやすくなります。2つ分の例題、解法、ポイント、間違えた問題をきれいにまとめようとすると、それだけで多くの時間を使います。色ペンで整理したノートは達成感がありますが、数学の成績を上げるために必要なのは、ノートの見た目よりも、問題を自力で解けるようにすることです。

ノートを作るなら、すべてを書き写す必要はありません。間違えた理由、次に見るべきポイント、使えなかった公式、解法の最初の一手だけを簡単に残す方が効果的です。青チャートとフォーカスゴールドの両方を使う場合ほど、ノートは短く、復習しやすくすることを意識しましょう。

完成度よりページ数を重視してしまう

最後に注意したいのが、完成度よりページ数を重視してしまうことです。「青チャートを100ページ進めた」「フォーカスゴールドも半分終わった」と聞くと、順調に見えるかもしれません。しかし、ページ数が進んでいても、例題を自力で解けなければ入試本番では得点につながりません。特に網羅系参考書は量が多いため、進んだページ数だけで満足しやすい教材でもあります。

本当に見るべきなのは、どこまで進んだかではなく、どれだけ解ける問題が増えたかです。青チャートとフォーカスゴールドを併用するなら、進度よりも完成度を優先しましょう。解説を見ずに方針が立つか、類題で同じ考え方を使えるか、間違えた問題を解き直せているかを確認することが重要です。2つを広く浅く進めるより、片方を深く仕上げ、必要な部分だけもう1つで補う方が、結果的に数学の得点力は伸びやすくなります。

まとめ:青チャートとフォーカスゴールドは併用より片方の完成を優先しよう

青チャートとフォーカスゴールドは、どちらも大学受験数学に対応できる網羅系参考書です。そのため、両方を使えば安心できるように感じるかもしれません。しかし、基本的には併用よりも、まずどちらか片方を完成させることを優先しましょう。両方を中途半端に進めるより、青チャートかフォーカスゴールドのどちらか一方の例題を、自力で解ける状態まで仕上げる方が成績につながりやすいです。

併用が有効になるのは、片方の例題がほぼ完成している人、難関国公立や早慶理工などを目指していて発展問題を補強したい人、苦手単元だけ別の解説で確認したい人などに限られます。まだ基礎問題で手が止まる人や、定期テスト対策が目的の人は、教材を増やすより、今使っている片方の復習を徹底する方が効率的です。

青チャートとフォーカスゴールドのどちらを選ぶかで迷ったら、学校指定の教材、解説の読みやすさ、自分の志望校レベルを基準にしましょう。文系なら必要な範囲を絞り、理系なら数学ⅢCまで含めて復習時間を確保することも大切です。大切なのは、参考書の数ではなく、解ける問題の数を増やすことです。併用を考える前に、今の1つで本当に解ける問題が増えているかを確認しましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする