
青チャートは「解法」を軸に数学力を伸ばす参考書です。
ただし、理系の場合、解法の暗記だけでは、入試に通用しないこともあり得ます。
重要なのは、解法の意図や背景まで理解し、応用できる力を育てることです。
本記事では、理系学部志望の人が、青チャートを最大限活用する方法を、具体例とともに解説します。

目次
- 1 青チャートの使い方。理系の場合はどうなる?解法をどこまで深く理解できるかが鍵
- 2 青チャートの使用に関する補足事項
- 3 青チャートの使い方。理系の場合はどうなる?解法をどこまで深く理解できるかが鍵のまとめ
青チャートの使い方。理系の場合はどうなる?解法をどこまで深く理解できるかが鍵
理系学部志望の人が青チャートを使う上で重要なのは、「どれだけ多くの問題を解いたか」ではなく、「使える解法の数をどれだけ増やせたか」、また、「深く理解した解法をどれだけ増やせたか」ということになります。青チャートは、一般的に“網羅性が高い”“基礎から入試レベルまで幅広い”と評価されますが、私自身の考えとして、青チャートの本当の価値は「解法」を体系的に整理し、さまざまな問題に応用できる思考の軸をつくるところにあると思っています。
理系入試の数学は、難関大にもなれば、解法暗記だけでは太刀打ちできない場合もあります。だからこそ、“解法の活用範囲を広げ、解法を深く理解する”必要があるのです。
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解法について:青チャートを使った勉強は解法を中心に置く
青チャートは、「とりあえず例題をこなしてページを進める」、「とにかく量をこなす」ことが目的になりがちですが、そうではなく、解法が中心です。
以下で詳しくお伝えします。
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青チャートは解法をメインにした参考書である
青チャートは、問題集ではなく“解法をメインにした参考書”です。
つまり、“問題を解くこと”ではなく“解法を記憶し、使えるようにすること”を目的に使用するものです。そして、さらには、深く解法を理解することによって、その解法を手放していくことを目指します。
青チャートを「最初の網羅系問題集」と考えてしまう人もいるかもしれませんが、実際は“解法を学ぶ参考書”であり、“問題集”ではありません。
もちろん、例題やその他の問題を解くことも必要ですが、その目的は「解法を理解し、使える状態にすること」です。ここを認識しておかないと、青チャートを使用する意味が薄れてしまいます。
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問題を解くことが主目的にならないようにする
青チャートを使って勉強を進めている途中で、受験生が陥りやすい落とし穴があります。それは「問題を解くこと自体が目的になってしまう」ことです。
例題を1つ解くごとに「進んだ!」と満足してしまい、理解が浅いままページを進める……これは青チャートの最も危険な使い方です。青チャートは、問題量こそ多いものの「問題を通して解法を理解する」ことを目的として構成されています。
たとえば、例題が解けたとしても、
- なぜこの解法を選ぶのか?
- この方法はどの条件なら通用するのか?
- 他の方法ではだめなのか?
こうした問いに答えられなければ、その「できた」は本当の理解ではありません。
青チャートは問題数が多いため、どうしても「次に進みたくなる」誘惑があります。しかし、本当に伸びる人は“解法の理解にじっくり時間をかける”ということを徹底しているのです。
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ひとまずの解法暗記は良いが、暗記で終わらせてはいけない
私の経験上、青チャートは「1周目は解法を暗記するのでOK」だと思っています。
初めて触れる解法であれば、いきなり完璧に理解して進む方が非現実的です。むしろ、第一段階では「解法の雰囲気をつかむ」「こういうときはこうするんだな」という大まかな理解でも良いでしょう。
しかし、重要なのはここからです。
1周目で暗記した、理解が浅いままの解法は、時間が経つと忘れてしまうことも多くなるでしょう。
ここで「忘れた=できない」と判断するのではなく、2周目・3周目で少しずつ理解を深めていく。これが青チャートを使った成績向上の本質です。
特に理系の場合、難度の高い問題を解くために、解法は、暗記だけで終わらせず、応用できるものへと昇華させていくことが大切です。
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解法を深く理解するために、論理と基礎知識を疎かにしない
青チャートで成績が伸びにくい人に共通する特徴があります。それは、「解法だけを表面的に覚え、理解を疎かにしている」ことです。
解法を本当に「使える」ようにするには、
解法を論理的に説明できるかどうか
ここが重要です。
そのために、論理と基礎知識が必要になります。
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どの問題を使用するかについて:目的によって使い分ける
青チャートを使う際に重要なのは、「今の自分の目的に応じて、どの問題まで扱うかを意識的に選ぶこと」です。青チャートには例題・練習・EXERCISES・総合演習と段階的に問題が配置されており、それぞれが異なる役割を持っています。しかし、これらすべてを同じ比重で進めようとすると、時間が膨大にかかりますし、本来得るべき効果からズレてしまうことがあります。青チャートは網羅性が高い分、使い方を間違えると「努力の割に伸びない」という状態になりやすい教材でもあります。
だからこそ、「どこまでやるか」を目的に合わせて選ぶことが極めて重要なのです。特に理系の場合、ただ例題を丸暗記しただけでは、理解の浅い部分を突かれた場合に得点が難しくなってしまうこともあり得ます。つまり、「例題が解けた=本番で解ける」という図式は成立しにくいのです。青チャートの問題をどの範囲まで扱うかは、数学の理解を深め、本番で解答できる力を育てるための鍵になります。
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例題だけでも良い場合もあるが、多くの場合、例題だけだと解法の活用範囲が広がらない
青チャートの例題は、基礎から標準レベルまでの必須解法を学ぶうえで、非常に効果的な教材です。例題を丁寧に読み、解法を理解し、再現できるようになることは、数学の土台作りとして十分な価値があります。特に「数学が苦手で、基礎が固まっていない」という段階では、例題だけでも力がついていきます。
しかし、「例題だけの学習では、必要な実戦力には届かない」ことが多くなると言えます。理由は明確で、例題は“解法の基本形”を示したものであり、バリエーションや条件の変化をそれほど含んでいないからです。
例題は“型”を覚える段階であり、それだけで、実戦で使いこなすことは難しいでしょう。
つまり、例題は必要だが十分ではないということです。
「型を覚えたら、次はその型の活用は範囲を広げる段階が必要」で、それこそが次に述べる練習・EXERCISES・総合演習の役割です。
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解法の活用範囲を拡張するために、練習、EXERCISES、総合演習を使う
青チャートが「例題 → 練習 → EXERCISES → 総合演習」の順に構成されているのには明確な意図があります。それは、解法の使える範囲を拡張する”プロセスであるということです。
例題は、解法が使える条件の具体例にすぎません。そのあとに続く練習問題やEXERCISESで、条件のバリエーションや問題の流れを経験し、解法の応用活用範囲を少しずつ広げていくことこそが、数学の力を実戦レベルにまで引き上げてくれます。
練習は、例題の条件を少しだけ変化させたパターンです。
EXERCISESは例題よりも条件が複雑になっていたりします。
総合演習は、さらに解法が使えるかの判断が難しいものがもまれます。
特に理系の場合は、難度の高い問題を初見で解答できるようにするために、解法の活用範囲を可能な限り広げておきたいところです。
そのため、理系の青チャート学習では
“例題で解法を記憶し、練習・EXERCISES・総合演習で活用範囲を広げる”
この流れが最も自然で深い学習になると考えています。
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難易度(コンパス)は現状と目標に合わせる
青チャートは、全ての例題、問題に難易度(コンパス)の表記があり、1〜5まで段階的に示されています。これをどう使うかで学習効率は大きく変わります。
基準の例を以下に示します。
1・2・3:必修レベル
数学の考え方や基本的な処理を身に付けるためのレベルです。
理系なら、この段階を安定してできるようにすることが最優先です。
ここが弱いと、どれだけ難しい問題をやっても伸びません。
4:標準レベル(共通テスト8割以上、私大、国立2次)
1~3の解法をマスターしたら、より難解な難易度4に進みます。
理系入試では、この4ができるかどうかが勝負の分かれ目になることが多いです。
5:難関レベル
理系の難関大を目指す場合、5の問題は“必須の領域”です。
ただし、4までが固まっていない状態で、5に進んではいけません。
難易度が合っていない問題を解くと、理解が深まらないどころか混乱の原因になります。
今の自分に合った問題を適切に使い、段階的にレベルアップしていきましょう。
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復習、くり返しについて:解法の記憶→解法の活用範囲拡張→解法の深い理解と段階的に進める
青チャートで得た「解法」は、“使える知識”とするために、復習と繰り返しを通して、次のような三段階を踏むことが大切です。
1. 解法の記憶
はじめの段階では、例題や基本問題を通じて、解法の手順やポイントを“記憶する”ことを目的にします。初めて見る解法や考え方を、頭の中に定着させる。これは必要なステップで、青チャートの例題構成はそれに非常に適しています。
2. 解法の活用範囲の拡張
次に、“種々の問題に触れる”ことで、解法が使える範囲を広げていきます。「条件」に着目し、解法が使える限界を見つけることを目指します。
3. 解法の深い理解
最後の段階では、「なぜこの解法が成り立つのか」を考え、論理的に説明できるレベルを目指します。解法の根拠となる基礎知識が鍵となります。
このように、復習と繰り返しを “記憶 → 活用範囲の拡張 → 深い理解” と段階的に進めることで、青チャートの解法が身についたと言える状態になります。特に理系を目指すなら、この積み重ねが応用力と安定感につながります。
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問題集、模試、過去問との併用について:解法の活用範囲拡張に利用する
解法の活用範囲拡張のためには、問題集・模試・過去問との併用が効果的です。
上で述べたように、解法の条件部分を広げることを目指し、多くの問題に当たるようにします。
また、模試や過去問に取り組むことで、自分の弱点や解法の理解が浅い部分が浮き彫りになります。その結果、青チャートに戻って「この解法はここが甘かった」「この単元の基礎理解が不十分だった」と振り返ることで、学習の精度が上がる――まさに「学び直し」のサイクルが回るのです。
さらに、模試や過去問の時間制限や緊張感は、“本番モードで使える力”を養ううえで欠かせません。思考や解答のスピードも大切な実力のうちのひとつです。
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開始時期について:できるだけ早く始める(中3もしくは高1から)
青チャートは、「解法の習熟度を段階的に上げていく」ために、できるだけ早い時期から取り組むのがベターです。 中高一貫校なら中3から、そうでなければ高1から、まずは学校の進度に合わせて使っていくとやりやすいかと思います。
その理由は、数学が積み上げ型の教科だということです。ひとつひとつ確実に習得し、高いレベルにまで仕上げることで、その先の内容がスムーズに理解できるようになります。そのため、例えば、定期考査毎に青チャートまで仕上げれば、順に高いレベルに持っていくことができます。特に理系は、多くの場合、数学Ⅲまでやる必要があり、勉強時間の多くを数学に割くことになりますが、その都度高いレベルに仕上げることで、トータルの勉強時間を大幅に減らすことができます。
そして、模試などで、理解不足な箇所をさらに補強していくことで、合格点を取れる確率を高めていくことができます。
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終了時期について:入試直前まで使うが、一旦の区切りは、入試の目標点を取れるようになるまで
青チャートは、どこかの時点で終わらせてもう使わない、というような参考書ではありません。入試直前までくり返し使用します。ただ、模試や過去問などで自身の目標点を取れるようになったら、一区切りです。
目標点を取れるようになった後は、最低でもそれを維持するための勉強に切り替えます。良い状態をキープするためにも青チャートは有効です。
つまり、青チャートは“終わらせる参考書”ではなく、“使い続ける参考書”であり、入試本番までの長期間、安心して頼れる存在になります。最後まで良き相棒となることでしょう。
青チャートの使用に関する補足事項
青チャートの概要とその特徴
青チャートは「数学の考え方を体系的に理解するための参考書」であり、単なる問題集ではありません。最大の特徴は、解法を中心に据えた構成です。例題で典型的な解法を提示し、その後の練習やEXERCISESで応用へと広げていく流れが確立されています。そのため、最初は例題で基礎の型をつかみ、次に類題で理解を徐々に深め、最後に総合演習で実践的な力を身につけるというステップが、読者の数学力の成長と一致するように作られているのです。
また、掲載範囲が広く網羅性が高いことも特徴です。数ⅠA・ⅡB・ⅢCを通じてほぼ全分野をカバーしているため、青チャートを一貫して使うことで、抜け漏れなく学習していくことができます。さらに図解・要点整理が丁寧で、論理の流れを追いやすい点も、特に独学者にとっては大きなメリットです。
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青チャートが選ばれる理由と意義
青チャートが受験生から長年支持されている理由は、「典型問題の解法が網羅されているから」という一言に集約できます。入試数学の多くは、完全な初見問題ではなく、“典型問題の変形”です。つまり、青チャートに載っている解法を理解していれば、かなりの問題に対応できるようになります。
また、青チャートのもうひとつの意義は、「自分の数学の弱点がどこにあるかがはっきりする」点です。例題やEXERCISESを解いている中で手が止まる問題は、あなたが本当に理解できていない単元であり、復習の優先度が明確になります。この“弱点が可視化される”仕組みは、効率よく勉強を進めるうえで非常に有効です。
加えて、青チャートは学校の授業と内容の対応がよく、教科書と並行して使うことで学習がスムーズに進みます。授業で学んだ内容を青チャートで深掘りする、あるいは青チャートで先取りして授業をラクにする、いずれの方法も使えます。
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理系で青チャートを使うメリット
理系の受験生にとって、青チャートを使うメリットは特に大きいと私は考えています。その理由は、数学ⅢCまで含む受験範囲の広さと、入試問題の難度の高さにあります。
理系入試では、数ⅡBやⅢCでの複雑な変形、複数の手法を組み合わせた解答が必要になります。青チャートはこうした内容を体系的に扱っており、基礎〜標準レベルの“使える解法”を確実に身につけられます。数学Ⅲに至っては、青チャートの例題を理解するだけで模試の得点が目に見えて上がるケースも非常に多いです。
また、解法の流れが丁寧に言語化されているため、「なぜその手法を選ぶのか」という判断力が身につく点も理系にとって大きな利点です。入試では“判断力”の差が結果に表れるため、この力は非常に重要です。
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時間がない時の青チャートの活用法
「部活が忙しい」「受験まで半年しかない」など、時間が限られている学生も多いと思います。そんな場合でも青チャートは使い方次第で十分に力になります。
最も効果的なのは、例題の理解に徹底的にフォーカスする方法です。例題の解法を確実に理解し、短時間で再現できるようになるだけでも、入試問題の多くに対応できます。特に、例題の解説を丁寧に読むことで、解法の本質を短時間でつかむことができます。
さらに、EXERCISESは全て解く必要はなく、志望校のレベルに合わせて厳選するのが効率的です。「例題を見た瞬間に解き方が浮かばない問題」「模試でよくつまずく分野」に絞り込むと、短時間でも確実に実力が伸びます。
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青チャートを何日で終わらせるか?
青チャートを終えるまでの期間は、学力・目標・学習ペースによって大きく異なりますが、目安としては以下のようになります。
- 例題中心 → 2〜3ヶ月
- 例題+EXERCISES(標準的な使い方) → 4〜6ヶ月
- 総合演習まで含めて仕上げる → 6〜10ヶ月
ただし、最も重要なのは「終わらせるスピード」ではなく、「どれだけ理解を積み上げられたか」です。解法の本質が理解できずに急いで進めても、入試問題では使えません。むしろ一度しっかり理解することで、数学全体の学習効率が上がり、結果的に時間短縮につながります。
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過去問と青チャートの必要性
青チャートは基礎〜標準レベルの解法を学ぶための最高の教材ですが、過去問は本番の実戦力を身につけるために不可欠です。両者は役割が異なり、補完し合う関係です。
青チャートで解法をインプットし、過去問でアウトプットしながら「どの解法を使うべきかを判断する力」を磨く。このサイクルを繰り返すことで数学の実力は飛躍的に上がります。
過去問では、青チャートの典型解法がそのまま通用する問題も多く、逆に“通用しない問題”に出会うことで「自分はどこで理解が甘いのか」が明確になります。これは青チャートだけでは絶対に得られない学習効果です。
さらに、過去問には「時間配分」「問題選択」「ケアレスミス対策」など、本番特有の要素も含まれます。青チャートを土台にしつつ過去問で鍛えることで、合格に必要な実戦力が確実に身につくのです。
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効率的な勉強時間の確保
青チャートを最大限活用するためには、勉強時間を「確保する」だけでは不十分で、「効率よく確保する」必要があります。まず意識したいのは、毎日短時間でも触れる習慣をつくることです。青チャートは解法の理解を積み上げる教材なので、1日30分でもいいので継続するほうが、週に1度3時間まとめて取り組むより圧倒的に効果が高いです。これは語学学習に近い特性で、「少しずつの反復」が理解定着のスピードを上げます。
また、移動時間や隙間時間を活用し、例題の解法を確認するだけでも勉強になります。特に「指針」を読むだけで、解法の本質に素早く触れられるため、忙しい理系学生には最適です。
さらに、「時間割方式」で学習を管理するのも効果的です。
例:
・月水金…青チャート例題
・火木…EXERCISES
・土…復習+模試の見直し
・日…休み or 軽い復習
このように曜日ごとに課題を固定すると迷いがなくなり、継続が苦になりません。
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演習と復習の重要性
青チャートは「例題で記憶 → 類題で応用 → 総合演習で深い理解」という流れが基本ですが、最も重要なのは復習です。復習をしていないと、解法はすぐに忘れてしまい、入試本番では使えません。
復習の基本は、次の3段階です。
1. 解法の記憶
まずは例題を、解法を使って解けるかを試し、もし解法が使えていなかったら、それを記憶します。
2. 解法の活用範囲を広げる
EXERCISESや類題を解き、解法が使える範囲、条件を広げていきます。
3. 解法の本質を理解する
なぜこの方法を選ぶのか、別の方法はないのかを考え、解法を論理的に説明できるようにします。
この循環を繰り返すことで「入試で自然と手が動くレベル」まで到達できます。特に理系では、パターン暗記だけでは対応できない問題が出るため、復習で理解を深めることが極めて重要です。
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苦手分野への対応方法
青チャートは苦手分野の克服に非常に向いている教材です。苦手単元には「つまずく原因」が必ずあり、それは次のどれかに当てはまります。
- そもそも公式を理解できていない
- 解法の選び方が分からない
- 手順の意味が理解できていない
まずは例題を丁寧に読み、なぜその手法を使うのかを理解することが第一歩です。苦手分野では必ず「例題の読み込み量」を増やすことを意識してください。
さらに、同じ問題を3回、4回と繰り返すことを恐れないことが重要です。苦手分野は定着に時間がかかりますが、繰り返すごとに理解が深まり、ある瞬間に「急に分かる」というブレイクスルーが必ず訪れます。
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難関校合格のための戦略
難関校を目指す場合、青チャートの使い方も一段レベルアップさせる必要があります。特に意識すべきなのは、「解法の背後にある論理を説明できるか」という点です。
難関大では単に解けるだけでなく、
・なぜその方法を選んだのか
・他の選択肢となぜ違うのか
・式変形の意味は何か
といった深い理解が求められます。
青チャートの例題を使って、自分の言葉で「解法の流れ」を説明できるようにすると、数学力は飛躍的に伸びます。また、総合演習やEXERCISESを通じて“典型の変形”に慣れておくと、難関校特有の初見問題でも対応しやすくなります。
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医学部など特定分野でのアプローチ
医学部受験では数学の配点が高く、青チャートの理解が合否に直結します。医学部を目指す場合、以下の点を意識することが重要です。
1. 例題は全問理解する
例題レベルが完璧であれば、医学部の標準問題はほぼ対応できます。
2. 計算力の強化が必須
微積や複素数平面など、計算量が多く時間も厳しいため、青チャートで手順を省略せず練習することが大切です。
3. 早期開始が有利
医学部は総復習の時間が必要になるため、青チャートを高2の早い段階で一通り終えるのが理想です。
青チャート+過去問で「医学部数学の型」を理解することが、最短ルートとなります。
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合格者の体験談と成功事例
多くの合格者が語る共通点は、「青チャートを“理解中心”で使った」ということです。
ある理系難関大の合格者は、例題を徹底的に理解することに力を入れ、間違えた問題は必ず翌週に解き直していたそうです。その結果、数ヶ月後には模試で数学の偏差値が10以上上がったとのことです。
医学部合格者の例では、「例題とEXERCISESの解法を全部説明できるようにした」という学習法が紹介されていました。特に、自分の言葉で説明する力がついたことで、初見問題に対しても冷静に対処できるようになったとのことです。
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「やめとけ」と言われる理由とは?
青チャートは分厚く、問題数も多いため、「難しそう」「続かない」と周囲から言われることがあります。これがいわゆる「青チャートはやめとけ」という声の理由です。
しかし、私の考えは真逆で、「正しい使い方を知れば最強の教材」だということです。
例題だけをしっかりやる、理解に時間をかける、復習を重視する——これらを意識すれば、青チャートは決して“やめるべき”教材ではありません。むしろ、受験数学の成功を支える最強の基盤になります。
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挫折を避けるための心得
挫折を防ぐための最大のポイントは、完璧主義にならないことです。青チャートは分量が多いため、「全てを完璧にしよう」とすると必ず途中で疲れます。まずは例題だけでも良いので「一周」し、その後、必要な部分を重点的にやり込む形が最も続きやすく、効果も高いです。
また、解けなかった問題に対して落ち込まず、「理解するまで繰り返せばいい」と柔軟に考えることも大切です。
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自分に合った学習法を見つけるために
最後に、青チャートの効果を最大限にするには、「自分に合った使い方を探す」ことが欠かせません。
- 例題中心が合う人
- EXERCISESまで解いた方が理解しやすい人
- ノートまとめが必要な人
- 反復重視の人
勉強法は人によって異なります。大切なのは、青チャートを通じて「自分の理解の進め方の癖」を把握することです。
青チャートはただの参考書ではなく、数学の基礎〜標準を一気に固め、応用力を伸ばすための“育成教材”です。あなたに合った学び方を見つけ、継続して使うことで、数学の実力は必ず伸びていきます。
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青チャートの使い方。理系の場合はどうなる?解法をどこまで深く理解できるかが鍵のまとめ
理系で青チャートを使う最大のポイントは、「解法をどれだけ深く理解できるか」という一点に集約されます。青チャートは“問題をこなすための本”ではなく、“数学の基礎構造を整理し、応用力の土台をつくる本”です。したがって、問題を大量に解くことそのものが目的になってはいけません。重要なのは、例題・練習・EXERCISES・総合演習を段階的に活用しながら、解法の活用範囲を広げ、最終的に初見問題にも対応できる「解法の柔軟性」を身につけることです。
また、解法暗記に頼りすぎず、基礎知識をもとに、解法を論理的に深く理解する姿勢が不可欠です。さらに、復習や他の問題集・模試・過去問との併用を通して、青チャートで学んだ解法を実戦レベルに“接続”することで、理系入試で必要とされる得点力が確実に身についていきます。
青チャートは時間がかかる教材ですが、正しく使えば確実に数学の力を底上げできる、極めて信頼性の高い参考書です。理系こそ、腰を据えて取り組む価値のある一冊だと言えます。