中学1年生の1学期中間テストのうち、
英語のポイントと攻略法をまとめました。
試験範囲は、
「アルファベット」、
「be動詞」、
「文の種類」、
このあたりかと思います。
それでは、
ごゆっくりどうぞ。
目次
中学1年生英語1学期中間テスト「アルファベット」のポイント
「アルファベット」のポイントは2つです。
1.アルファベットが持つ音には2種類がある
アルファベットといえば、
多くの人はまず次のような音を思い浮かべるでしょう
(無理矢理カタカナで表記した点はご了承ください)。
「エイ、ビー、スィー、ディー、イー、エフ、ジー、……」
これはもちろん覚えたい音のひとつなのですが、
もうひとつの音がアルファベットには存在します。
「エァ、ブ、ク(ス)、ドゥ、エ、フ、グ、……」
実際に使われる音としてはこちらの方が多いですね。
動画で実際の音を聞けるようにしました。
Phonics Song/KidsTV123様から拝借しました
以上のように、2種類の音がアルファベットにはあり、
前者を「アルファベット読み」、
後者を「アブクド読み」と言ったりします。
特に後者の「アブクド読み」を早く身につけることが
英語学習のポイントになります。
英語の読み書きに直結するからですね。
もちろん、アルファベットは、
書けるようにすることも大切です。
ですが、それだけでは足りないということですね。
2.音とつづりとの関係
上の「アルファベット読み」や「アブクド読み」などの音は、
専門用語では「音素」といいます。
これ以上分けることのできない音ということです。
しかし、実際の音は、「音節」単位です。
「子音+母音+子音」が「音節」の基本構成となります。
例えば、「dog」のようなものです。
これは1つの音節からなる単語です。
このような「音節」がひとかたまりの音であるのが英語です。
英語の学習は、
音のかたまりである「音節」を意識することで効果が高まります。
そして、「音節」ごとに、
音とつづりの関係を覚えていきます。
また、アクセント(ストレス)の有無による違いもあります。
同じつづりでもアクセントがあるときとないときとでは、
違った音になります。
ここまでが、「アルファベット」で学ぶべき内容です。
上記のようなことを知らずに、
単語などをがむしゃらに覚えるのは、
とてもできるようなことではありません。
中学1年生英語1学期中間テスト「アルファベット」が難しいときの攻略法
「読み書き」よりも、「聞く話す」ことから練習していくとスムーズです。
「音」をまず覚え、そこに「文字」をつなげる感覚です。
また、方法としては、次の2つが効果的だと考えます。
1.ヘボン式のローマ字
2.フォニックス(Phonics)
小学校で「訓令式」のローマ字を学習しているはずですが、
英語の音に近い「ヘボン式」を新たに覚えましょう。
この両方を覚える過程で、
「母音」と「子音」という音と、
それぞれを表す「母音字」、「子音字」という文字を
認識できるようにします。
日本語は母音と子音の区別があいまいで、
例えば、「か」という音は、ひとつの音のように感じられます。
これを「k」という子音と
「a」という母音に、
分けてとらえられるようにするのです。
まずは日本語の音で、
母音と子音を分割できるようになることを目指します。
こうすることで、英語の「音節」を、
音とつづりがつながりのあるものとして
とらえられるようになります。
次に、「フォニックス」を活用します。
フォニックスとは、
英語の音とつづりの規則性をまとめたものです。
これを使って、
英語の音、特に「音節」を練習し、
読み書きにもつなげていきます。
フォニックスを学ぶことで、
単語の読み書きがとても楽になります。
フォニックスの動画も貼っておきますので、
ぜひ視聴してみてください。
Learn to Read | Phonics for Kids | Writing Made Easy/Alphablocks様から拝借しました
中学1年生英語1学期中間テスト「be動詞の現在形(三人称単数現在形を除く)」のポイント
「be動詞の現在形(三人称単数現在形を除く)」のポイントです。
1.「Iとam」、「Youとare」
まずは、「I」と「am」は常にセットであること、
また、同様に「You」と「are」がセットであることを覚えましょう。
そして、それらの語順にも慣れておきましょう。
1学期中間テストの段階では、
この程度で十分です。
2.「I am」、「You are」の後に続く言葉
「I am」と「You are」を憶えたら、
次はそれらの後にどのような言葉が続くのかを
憶えていきましょう。
また、活用しやすくするために分類していきましょう。
中学1年生英語1学期中間テスト「be動詞の現在形(三人称単数現在形を除く)」が難しいときの攻略法
「be動詞」でまず起こりやすい間違いが、
その意味を「は」としてしまうことです。
これは日本語の語順で捉えてしまうことで起こります。
「I am」の場合、
「私」の後にあるから「は」
ということですね。
しかし、当然これは正しくありませんので、
あなたのお子様がこうしていたら、
修正してあげましょう。
学校では「~です」、
また「=」と教える人もいるようです。
実際は、これらも正しくないわけですが、
1学期中間テストの範囲においては、
大きな問題はありません。
ただ、後々、矛盾が出てきますので、
注意は必要です。
また、他の原因として、
「I am」、「You are」の後に続く言葉(補語)を
覚えられていないことも考えられます。
例文をたくさん参照し、
まずはひとつひとつ記憶していきましょう。
そして、それらを分類していきます。
分類するためには、
抽象化の力が必要ですので、
能力に合わせて分類の仕方を工夫してみると良いでしょう。
まとめることが難しい言葉は、
バラバラのままでもひとまず大丈夫です。
中学1年生英語1学期中間テスト「文の種類」のポイント
「文の種類」のポイントです。
1.文の種類は「肯定文」、「疑問文」、「否定文」、「命令文」の4種類
まず、「文の種類」を整理しましょう。
中学1年の1学期中間テストの範囲では、
次の4種類があります
(後に増えます)。
「肯定文」
「疑問文」
「否定文」
「命令文」
これらの共通点と相違点をまとめておきましょう。
2.「肯定文」のポイント
「肯定文」では、「am」または「are」が2番目の位置にあります。
このことを覚えておきましょう。
後に追加される「is」なども、
新しく出てくるたびに、
同じグループの言葉として、
追加していきます。
3.「疑問文」のポイント
「疑問文」では、「am」または「are」が主語の前にあります。
これを理解するために、
「主語」がどういうものかを
知っている必要があります。
4.「否定文」のポイント
「否定文」では、「am」または「are」の後に「not」が置かれます。
5.「命令文」のポイント
「命令文」は、
「一般動詞の原形」、または「be」で始め、主語はいりません。
中学1年生英語1学期中間テスト「文の種類」が難しいときの攻略法
上のポイントに挙げたように、
各文にはルールがあります。
これらのルールを記憶し、活用する練習を繰り返します。
簡単にできるようになることを目指しましょう。
これが難しい場合、
例文を記憶し、
似た文に対応できるようにすると良いです。
本来は上のように、
具体→抽象→具体という思考が楽なのですが、
この思考自体が難しいのなら、
具体→具体という思考にしようということです。
抽象化、具体化というものが不要になり、
似ているかどうかの判断で済むようになります。
まとめ
英語が分かるようになるかどうかは、
まず第一に、音と文字とがつながるかどうかです。
読めない、書けないでは、
嫌いになることが目に見えています。
できることなら、
小学生のローマ字を習っている頃に、
ある程度は習得しておきたいところです。
第二に、ルールに従うことができるかどうかです。
これは、抽象と具体を行き来できるかどうかとも
言い換えることができます。
論理的関係を捉える力を伸ばすことが大切です。
ただ、学校のテストだけを考えれば、
当面は、例文の記憶ができれば何とかなります。
これが可能な間に、
上で挙げた部分をトレーニングしていくことが
望ましいと言えます。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。