小学生の学習に足りないのは国語では? 新学習指導要領案について考える

新学習指導要領案を見ましたが、個人的には賛成しかねる部分もあります。

子ども達と直に触れ合っていると、時代による変化に気づきます。

今、優先的に改革すべきことが他にあるのではないでしょうか。



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今の子どもに足りないのは日本語を扱う能力

国立情報学研究所(NII)は、子どもたちが教科書の内容をどれくらい正確に読むことができるかを科学的に診断するテストを開発し、中高生を対象に実施した。その結果、公立中学校6校の生徒340人のうち、約5割が教科書の内容を読み取れておらず、約2割は基礎的・表層的な読解もできていないことが明らかになった。
(引用元http://resemom.jp/article/2016/07/27/32874.html)

上のような発表からも、現代の子どもは概して国語日本語)を扱う能力が低くなっていると思われます。


これは、私が指導している感覚と一致します。

簡単な会話が成立しなかったりすることも多々あります。


日本語が上手く扱えないということは、上の読解力はもちろん、思考力も、行動力も低下することになります。


今、真っ先に変革が求められているのは、国語ではないでしょうか。

しかし、新学習指導要領案では、国語についての改革案が示されていないようです。

変革の目玉になっているものは日本語が必要では?

また、変革の目玉になっているものを挙げると次のようになります。

 ・英語の教科化、小学3年からの外国語活動
 ・アクティブラーニング
 ・プログラミング教育

これらは、いずれも日本語を扱う能力が根底に必要なものではないかと思います。

国語の力が足りないのに、このようなことは無意味ではないでしょうか。


日本人なら、英語が使えるよりも、まず日本語を使えるようにすることを優先すべきですし、
日本語を扱う力は思考力に直結しますので、アクティブラーニングで効果があるのは、日本語を扱う力の高い子ども達だけではないかと思うのです。

そして、プログラミングは言語ですので、まず日本語の仕組みを理解することが不可欠なのではないでしょうか。


つまり、学力が高い子だけが授業についていけるシステムになるのではないかと考えます。

まとめ

もし、このような案が通るとしたら、今以上に学校に頼らない姿勢が家庭に求められるようになるのではないでしょうか。

国は、学力上位の子しか眼中にないようですから。

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