中学3年で最初の定期テストである1学期中間テストのうち、
数学のポイントと、その攻略法をまとめました。
「多項式」という単元は、「展開」と「因数分解」が主な内容となりますが、
「公式をおぼえれば大丈夫」なんて思ってはいけません。
それだけでは、ミスが多発することとなるでしょう。
これを防ぐ方法を書きました。
目次
中学3年生数学1学期中間テスト「多項式」のポイント
「多項式」のポイントはたった2つです。
1.式の「展開」、「因数分解」は、「分配法則」を活用する
式の「展開」や「因数分解」は、「やり方」とか「手順」といったもので
丸暗記的、機械的に学習するのは困難です。
これまでに学習してきたものを活用し、
公式に当てはめるだけにならないようにすることが大切です。
まずは、「分配法則」です。
小学生の時に学習したはずですが、多くの人はこれの理解が浅いままに留まっています。
「分配法則」を学び直し、理解を深めることで、
「多項式」全体が簡単になります。
「分配法則」は、数え方です。
全体の数量を、数えやすいように分けて考えるということです。
長方形になるように物を並べて、
たて、または横を2つに分けて数えるようなことになります。
かっこの前の数を機械的に両方にかけるというのでは理解が足りません。
さらに、たてか横の一方だけでなく、両方を分けると、
乗法公式としてまとめられている形になります。
2.式の「展開」、「因数分解」は、「場合の数」を活用する
もれなく、重複なく、「展開」や「因数分解」を行うために、
「場合の数」の感覚が必要です。
「展開」や「因数分解」には「組み合わせ方」が活用できます。
順序が関係なく、同じ文字の組み合わせになる項が、同類項です。
中学3年生数学1学期中間テスト「多項式」が難しいときの攻略法
テストの範囲である「多項式」を勉強していて難しいと感じているようなら、
次のように工夫してみるのはいかがでしょうか。
「多項式」の分かりやすい授業動画を見る
まずは、「スタディサプリ」を使って、
一流講師による分かりやすい授業を受けてみるのも、
一つの手ではないかと思います。
特に、「学校の先生の授業が分かりにくい」と言っているようなら、
試す価値は大いにあり、と言えるでしょう。
「スタディサプリ」を使うメリット
・繰り返し何度でも見ることができる
動画なので、繰り返し何度でも見ることができます。
反復して動画を視聴することで記憶が定着していきます。
人に同じことを何度も話してもらうのは、基本的に難しいことだと思います。
動画であることの大きなメリットはここにあると言えます。
・勉強を始めやすくなる
勉強は始めるときが最も大変です。
やらなければいけないと頭では分かっていても、
なかなか実行に移せないこともあるでしょう。
心理的ハードルが高いということです。
このような場合、心理的ハードルを下げることが肝要です。
心理的ハードルは大まかに以下のように順位付けできます
(上位ほどハードルが高い)。
1理解を深める
2記憶する
3教科書を読む
4問題を解く
5他者の講義を視聴する
このように、動画の視聴は心理的ハードルが低いため、
勉強を始めるきっかけとしても効果的です。
そして、動画を見ているうちに、気になることが出てきたりして、
問題を解いたり、教科書を読んだりといったことにもつながりやすくなります。
以上のように、「スタディサプリ」の動画視聴によって、
勉強は上手くいきやすくなります。
「スタディサプリ」の公式サイト(詳細はこちら)
https://studysapuri.jp
無料期間があるので、試しやすいです。
前の単元の授業動画を見る
もし「多項式」の授業動画を見てもよく分からないなら、
ほぼ間違いなく前の単元に分からない部分が残っているはずです。
「スタディサプリ」は前の単元の動画も見放題ですので、
どんどん戻って理解し直すことができます。
前の単元については、以下を参考にしてください。
算数に関しては、直接関係のある単元に●を付けています。
なかまづくりとかず
なんばんめ
いくつと いくつ
あわせて いくつ ふえると いくつ
のこりは いくつ ちがいは いくつ
10より おおきい かず
なんじ なんじはん
どちらが ながい
3つの かずの けいさん
どちらが おおい
たしざん
かたちあそび
ひきざん
どちらが ひろい
おおきい かず
なんじなんぷん
ずを つかって かんがえよう
かたちづくり(ここまで小学1年)
ひょうと グラフ
たし算の ひっ算
ひき算の ひっ算
長さの たんい
3けたの 数
水の かさの たんい
時こくと 時間
計算の くふう
たし算と ひき算の ひっ算
長方形と 正方形
かけ算(1)
かけ算(2)
4けたの 数
長い ものの 長さの たんい
たし算と ひき算
分数
はこの 形(ここまで小学2年)
かけ算
時こくと時間のもとめ方
長いものの長さのはかり方
わり算
たし算とひき算の筆算
暗算
あまりのあるわり算
大きい数のしくみ
かけ算の筆算(1)
大きい数のわり算
小数
重さのたんいとはかり方
円と球
分数
□を使った式
かけ算の筆算(2)
三角形
ぼうグラフと表(ここまで小学3年)
折れ線グラフと表
角の大きさ
わり算の筆算(1)-わる数が1けた
垂直・平行と四角形
大きい数のしくみ
わり算の筆算(2)-わる数が2けた
がい数の表し方
●計算のきまり
●面積のはかり方と表し方
小数のしくみ
変わり方調べ
小数のかけ算とわり算
分数
直方体と立方体(ここまで小学4年)
整数と小数
直方体や立方体の体積
比例
小数のかけ算
小数のわり算
合同な図形
偶数と奇数,倍数と約数
分数と小数,整数の関係
分数のたし算とひき算
単位量あたりの大きさ
図形の角
四角形と三角形の面積
百分率とグラフ
正多角形と円周の長さ
分数のかけ算とわり算
角柱と円柱(ここまで小学5年)
対称な図形
円の面積
●文字と式
分数のかけ算
分数のわり算
角柱と円柱の体積
およその面積や体積
比と比の値
拡大図と縮図
速さ
比例と反比例
●並べ方と組み合わせ方
資料の調べ方
量の単位のしくみ(ここまで小学6年)
文字と式(ここまで中学1年)
式の計算(ここまで中学2年)
どの単元に戻ったら良いか判断が難しい場合
戻るべき単元の判断が難しい場合は、「すらら」という教材が便利です。
問題を解いた後、その結果に応じて復習が必要な単元を教えてくれます。
「すらら」の公式サイト(詳細はこちら)
https://surala.jp
まとめ
「多項式」は、3年で学習する単元の中で、比較的分かりやすいものだと思います。
前の単元とのつながりを考えながら、反復練習をがんばれば、
結構できるようになるものです。
応援しています。