勉強が一旦遅れると、現在の学校のシステムでは、取り戻すことが非常に困難になっています。
そのため、遅れないようにすることが最上の策となります。
しかし、上手くいかない人が出てくるのも、システム上仕方ありません。
上位層に合わせた指導をしている現在の学校では、半数以上の人がついていけていないのが実情ではないでしょうか。
ついていけない人を多く出し、さらにそれに対処できない学校に任せていては、危険です。
学校は戻って教えてくれない
学校が学力を上げてくれるという思いこみをまずは捨てましょう。
学校はそれが仕事じゃないの?と思われたかもしれません。
しかし、学校側は、授業時間数の都合上、前の内容については、ほぼノータッチです。
一方、家庭は、学校で授業を受けているし、宿題もしているのだから大丈夫だろう(学校に任せよう)と思っていたりします。
そして、子ども本人も、授業を聞いて宿題をしておけばいいものだと、漠然と思っている人が多いかと思います。
ずいぶんかけ離れていると思いませんか?
学校に期待したいという気持ちは分かるのですが、このような食い違いのために、取り戻すのが困難なくらいに勉強が遅れるという事態が起こってしまいます。
戻り学習を当たり前と思えるように
学校が教えてくれるのは、基本的に、今習っている単元のみだと考えましょう。
一つ前の単元、それ以上前の単元、前の学年の内容については、家庭でなんとかしなければなりません。
しかし、突然「前の学年のものをやろう」と提案しても、反発されることも考えられます。
そのため、小学1年生のときから、「戻り学習」を習慣にしてしまうのが良いと、私は思います。
スポーツの基礎練習と同じような感覚で、毎日、前の範囲の復習も併せて行うのです。
2つ目の単元に入ったら、1つ目の単元の復習も同時に行います。
夏休みに入ったら、1学期の範囲を復習します。
2年生になったら、1年生の復習を並行させます。
3年生になったら、1、2年生の復習も併せて行います。
このようにして、戻ることを当たり前に感じるようにしておきましょう。
まとめ
学ぶ内容は、それぞれつながりがありますので、この方法は、勉強に遅れることがないばかりか、理解を深めることにもなります。
おすすめです。
以下、追記です。
遅れを取り戻すために効果の高い教材があります。
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