小学生には考える力をつけさせるのが先でしょう?小学校でやめてほしいこと

小学校では、「学力」に限定して言えば、「読み、書き、そろばん」といった基礎学力を高め、そして「思考力」を育てていくのが、メインとなるべきではないかと思います。

しかし、実態は私の考えと異なっているようです。

授業参観などで、子ども達がこのような発言をしているのを聞いたことがないでしょうか。



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意見から述べる練習は小学生に必要か?

「私は○○だと思います。理由は□□だからです。」


確かに、これは「相手に伝わりやすい話し方」です。

先に「意見」を述べ、その後でその意見の「理由」を付け加えるというものです。


これはこれで身につければ、コミュニケーションにおいて優れた道具となるでしょう。

ただ、これを思考力の低い小学生が練習するべきではないというのが、私の考えです。


論理的思考力が低い子に対して、意見を求めると、多くの場合、理由のないものが答えとして返ってきます。

返答の後で、「その理由は?」と聞くと、そこで初めて理由を「後付けで」考えだします。


こんなものは本当の理由にはなりえません。

理由があって、その後で意見が出てくるのが正しい思考のプロセスですから。


しかし、この正しいプロセスでの練習をさせてもらえないのです。

小学校での誤った指導が、考える力の成長を阻害しているように、私には思えるのです。


つまり、論理的思考力がある程度身につくまでは、上記のような伝え方の練習は必要ないのではないかということです。

例えば、中学生くらいになってからでも遅くはないでしょう。

考える力をつける練習とは

では、考える力をつけるにはどうすれば良いのでしょうか。


それは、考えるプロセスの通りに話をすることです。

「理由→意見」の順序です。

「□□だから、私は○○だと思います。」

このように言う練習を繰り返すのが良いでしょう。


理由となるものをまず意識し、それに沿った結論を導き出します。

こうすると、思い込みなどが減少していくのがはっきり分かります。

まとめ

考える力をつけてほしいとお思いの保護者の方は、ぜひ試してみていただきたいと思います。

効果絶大ですから。

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