やる気とは一体何なのでしょうか?
そして、やる気を長期間キープするための方法とは?
これらについて私なりの考えをまとめました。
2種類のやる気
一言で「やる気」と言っても、かなりの幅があると思ったことはありませんか?
辞書的には、
進んで物事をなしとげようとする気持ち(引用元 goo辞書)
などと説明されていますが、漠然としています。
そこで、これをもう少し詳しく説明してみます。
私は、以下のように大きく2つに大別できると考えます。
・現在の刹那的な感情(短期的やる気)
・未来を予測したことによる目的意識から沸き起こる感情(長期的やる気)
目指すべきは「長期的やる気」を出せるようにすること
「短期的やる気」は、何の拠り所もない感情です。
そのため、あっという間に消え失せてしまいます。
何かの拍子でやる気になったとしても、次の日にはすっかり元通りになってしまうのは、この「短期的やる気」だということです。
これを出そうとしている限りは、やる気の継続は期待できません。
目指すべきは「長期的やる気」を出せるようにすることです。
これには根拠となることがらが存在するため、長続きするのです。
今、ある行動をとる→望む結果が出る
このような関係が描けると、これが根拠となり、その行動を取りやすくなります。
この関係を「因果関係」といいます。
「因果関係」を整理する力があると、やる気は持続する
何か行動をとれば、それが原因となって、何かしらの結果が生じるはずです。
もし自分が望む結果が生じると分かれば、必要な行動をとることが容易くなります。
そして、これは頭でいつでも再生できます。
これが「長期的やる気」の正体です。
つまり、「因果関係」を整理する力があると、やる気は持続するのです。
このことから、やる気を出すためには、「論理的思考力」を鍛えることを勧めています。
特に、先に述べた「因果関係」を整理する力です。
これを鍛える方法としては次のようなものが良いでしょう。
まずは、過去の原因と、過去または現在の結果を結び付ける練習をします。
「○○をしたら、□□になった」
これに慣れてきたら、次に、未来の原因と、さらに未来の結果(これを目的といいます)を同様に結び付ける練習をします。
「○○をすると、□□になる(はずだ、だろう、かもしれない)」(実現確率で語尾を変えましょう)
まとめ
以上のように、特定の能力を伸ばすことで、やる気を長期間キープできるようになると考えます。
地道にトレーニングを継続すれば、やる気を出せる人になれるのです。