勉強と宿題との違いについてまとめました。
この二つを同じように捉えてしまうことが原因で、勉強も宿題もうまくいかなくなっている人が多いように思います。
逆に、勉強と宿題とを区別することで、両方ともがうまくいくようになります。
では、それぞれを簡単に定義してみましょう。
勉強とは
勉強とは、知識や技能を習得する(覚える)ための行為のことです。
このような目的が必須となります。
言い換えれば、自分自身の成長を目的とするということです。
そして、知識や技能を習得する(覚える)とは、より詳しく言えば、次の3つのことであると私は考えます。
・憶えること
・理解を深めること
・生活の中で使えるようにすること
つまり、勉強するときには、これらを意識して行動することが大切というわけです。
宿題とは
次に、宿題ですが、こちらの目的は提出することです。
約束を守るというようなモラルの側面が強いと言えるでしょう。
期限までにきっちり終わらせるということが最重要となります。
宿題は、勉強とは違い、覚えることは必要ありません。
その代わり、「書く」という作業が多くなることがほとんどです。
指導者側からすると、やったかどうかを確認するためには、書いたものを見ることが最も簡単だからでしょう。
ここで気を付けなければいけないのは、「書く」という行為が 覚えることにそれほど結びつかないということです。
つまり、宿題は勉強にならないということです。
しかし、工夫次第で、宿題となっている教材を使っても、勉強することは可能です。
上の「勉強とは」で挙げた3つのことを意識して行えば良いのです。
まとめ
勉強と宿題を区別できず、本人は勉強しているつもりでも、実際はただ宿題をやっているだけという子が相当数いるように私は感じています。
提出物のワークを一回解いているだけ、間違ったところは正解を赤で書き写しているだけ、教科書から該当する箇所を見つけ出して空欄を埋めるだけ、このようなことをしていないかを注意して見る必要があるでしょう。